第8.5話:男たちの秘密
318 名前:DeaKA
今仕事から帰ってきた。
ネズミはどうなってんだろうか。
今ごろデート中だろうな。
319 名前:NicoL
>>318
おかえりなさい!
僕もたった今帰ってきました。
320 名前:YzaK
俺も、いまもどった。
321 名前:NicoL
ふふふ!
僕たち生活時間帯似てますよね!
322 名前:DeaKA
今日さー、職場の友人…ってか上司なんだけどさ、
そいつが「なんであれが無理なんだ…!?」って機嫌悪くて大変で…
ずっと胃が痛かったな〜…
323 名前:NicoL
>>322
お疲れさまです。大変でしたね。
324 名前:YzaK
>>322
いやな上司だな。けしからん!
325 名前:DeaKA
>>324
本当に困ったやつでさ〜…
でも根はいいやつだから俺も信頼してる。
それに、2つ年下の同僚がさ、しっかりしてて
…色々助けてくれんの。
そいつもすっげーいいやつだ。
326 名前:NicoL
>>325
いい関係ですね!憧れちゃいます!
僕の職場にも似た方がいらっしゃいますよ!
仕事のできる立派な人たちです。
喧嘩も多いですけどね。ふふふ。
327 名前:DeaKA
>>326
おまえも大変だな!でもいい職場そうで安心した。
328 名前:YzaK
おれの職場もいいぞ。みないいやつばかりだ。
……1人を除いて…。
329 名前:NicoL
>>328
1人?
330 名前:YzaK
俺よりとししたなくせに昇進したやつがいる。
いつも人をみくだしたような視線でみてくるやつだ。
331 名前:NicoL
>>330
色んな人がいるんですね〜。
僕の職場に同じように昇進した方がいらっしゃいますが、
その方はとても穏やかで優しくて素敵な方ですよ。
僕、心から尊敬してるんです…!
331の発言には深い敬愛の念がこめられていた。
その言葉に、住人たちは温かい気持ちになる。
そして、1人の住人がゆっくりと口を開いた。
332 名前:DeaKA
俺さぁ〜…実は好きな子がいて…
振られつづけてんのよ。
でもハツカネズミを見てると勇気がでてくる。
こんなへタレも頑張ってんのかって。
333 名前:NicoL
>>332
貴方も頑張ってくださいね!
334 名前:DeaKA
>>333
おう!
……それでさ、ここのやつらに聞きたいんだけど…
俺らってもてない男たちだろ?正直に意見を聞かせてくれ。
ハツカネズミが成功するのと失敗するの、
どっちに期待している?
俺は、頑張って成功してほしい。
ハウメアと結ばれてほしいと思ってる。
335 名前:NicoL
>>334
まったく同じ意見です!
336 名前:YzaK
・・・・・・くやしいが、同意。
・・・・・・・・・・・くやしいが。
337 名前:DeaKA
へタレで不器用だけれど、誠実で一生懸命な
そんなハツカネズミが幸せになってくれればと思ってる。
338 名前:NicoL
>>337
…はい!!幸せになってほしいですね!
339 名前:YzaK
・・・・・・・・・くやしいが。
340 名前:DeaKA
よし!俺らの意見はまとまったな!
これからも応援していこうぜ!
341 名前:NicoL
>>340
はい!もちろんです!
342 名前:YzaK
・・・・・・・・・・・・・・くやしいが。
343 名前:DeaKA
そろそろネズミ帰ってくる頃かな〜。
どうなってんだろ。
345 名前:NicoL
今回のデートも成功していてくれたら嬉しいですね!
346 名前:YzaK
・・・・・・・・・・・・・・・・・・くやしいが。
347 名前:DeaKA
>>346
しつこい!
348 名前:NicoL
ふふ!お二人って、本当に僕の職場の方とそっくりです!
ハツカネズミを応援する、その意見で一致団結した住人たちは、
他愛もない話に花を咲かせながらハツカネズミ男の帰りを待ちつづけた。
第9話:二人の気持ち
480 名前:DeaKA
それにしても遅い…
481 名前:NicoL
本当に…そろそろ0時回りますね。
482 名前:YzaK
・・・・・・・・・ねむくないぞ。
483 名前:NicoL
何かあったんでしょうか?
心配ですね…
484 名前:DeaKA
さすがに大丈夫だと思うが…
485 名前:YzaK
・・・ねむく・・・ない・・・ぞ;あl
486 名前:DeaKA
まぁ、もう少し待ってみるか
487 名前:NicoL
>>486
ですね。待ってみましょう。
488 名前:YzaK
ねむかないうdぁ・ぁ¥・¥¥。、、
489 名前:DeaKA
>>488
おまえは寝ろ。
490 名前:NicoL
>>488
眠かったら寝てくださいね。
491 名前:YzaK
だいっヵじゅあうぶあ;だ…
492 名前:DeaKA
しっかし、ほんとに遅い!
もしかして・・・ホテルか!?
ホテルに行ったのか!?
493 名前:YzaK
ホテル!!??なにぃぃ!!??
破廉恥な!!
494 名前:DeaKA
>>493
ホテルで目ぇ覚ますなよ。
今日も見事にツッコミを決める494。
その時だった。
495 名前:ハツカネズミ男
こんばんは。只今戻りました!
今日は家まで送ったのですっかり遅くなってしまいました。
496 名前:NicoL
>>495
お帰りなさい!
497 名前:DeaKA
>>495
おかえり!
家まで行ったのか!?進歩したなオマエ!!
498 名前:YzaK
>今日は家まで送ったのですっかり遅くなってしまいました。
>今日は家まで送ったのですっかり遅くなってしまいました。
>今日は家まで送ったのですっかり遅くなってしまいました。
>今日は家まで送ったのですっかり遅くなってしまいました。
>今日は家まで送ったのですっかり遅くなってしまいました。
ホテルだろ!?ホテルなんだろう!?ら、ら・・・ホテルなんだろう!?
499 名前:ハツカネズミ男
>>498
いえ・・・ホテルには行ってませんよ。
では報告です。
今日は仕事が終わったあと、
急いで待ち合わせ場所へ向かいました。
15分前に着いたんですが、すでに彼女が待っていてくれました。
「すみません!今日はハウメアさん早かったですね」
と頭を下げて挨拶。
そうしたら彼女が少し頬を膨らませて
「私のことは名前で呼べって言っただろ?あと敬語もなし、な!」
と言ってくれた。
怒らせてしまったかなって慌てたけど、
そのあとはすぐに笑顔になってくれて、俺も肩の力が抜けた。
彼女の笑顔はすごいなって思う。
か、か、か、可愛いんです・・・っ!!!
500 名前:YzaK
…( ´ー`)
501 名前:ハツカネズミ男
早速、お店に移動開始。
「やっぱり今日も人が多いなぁ・・・」
と彼女がぼやく。
本当に今日は平日なのに人ごみがすごくて・・・
油断すればはぐれてしまいそうなくらい。
ふと、彼女の手のひらが俺の目にとびこんできた。
ちょっと不安そうな彼女の表情を見て、俺は彼女の手首を掴んだ。
「大丈夫。・・・俺、ちゃんと掴んでるから・・・っ」
「・・・・う、うん・・・!」
彼女は掴まれた手を見て微笑んでくれた。
か、か、か、可愛いんです・・・っ!!!
手首・・・細かったな・・・。
502 名前:DeaKA
>俺は彼女の手首を掴んだ。
グレイトーーー!!!!!
503 名前:NicoL
あぁ・・僕、僕・・涙が・・・っ
504 名前:DeaKA
ハツカネズミ・・・本当に成長したな・・・!
505 名前:ハツカネズミ男
彼女の手首を掴んだまま、信号待ちをしていた。
すると、彼女が俺の手を1度振り払った。
びくりとしたけど、そのすぐあと、
俺の手のひらに重ねて手を握ってきた。
「このほうが・・・自然だぞ・・・」
と、すごく真っ赤になりながら・・・!!
なんかもう、びっくりして・・・!俺どんな顔してただろう!
ハウメアの手、細くて柔らかくて華奢なんです。
あの感触、忘れられない。
しばらく歩いてたら、緊張で手に汗かいてきた。
でも、離さないでいてくれた・・・ありがとう。
506 名前:YzaK
ぎゃぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁあああぁぁ
ぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁごほっあぁぁぁ
ああああぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁああああ。
507 名前:DeaKA
ま、ま、 ま ち が い な い ・ ・ ・ ! !
508 名前:NicoL
あぁ、もう・・・涙、が、とまらない・・・です・・っ!
509 名前:ハツカネズミ男
今日行った店は、少しかわったお店でした。
個室だったんで2人きり。ゆっくりしました。
今日あったこととか、彼女の友達のこととか・・・
色んな話をしてくれました。
くるくる表情がかわって、すごく可愛い。
あぁ、俺、大好きだ。
食事を終えてしばらくしたら店を出ることに。
「そろそろご馳走させてくれないかな?」
って言うと、
「だーめーだ!わたしも払うから」
と言われました。
でも彼女は学生だし、やっぱり俺が払いたかったから、
「いいから。俺を頼って?」
そう言うと、彼女はまた赤くなって小さく頷きました。
「・・・ありがとな、えへへ」
あ ぁ 、 も う 、 可 愛 い 。
510 名前:NicoL
うわぁぁぁああん!!ハツカネズミ男さん優しいです・・っ
ハウメアさんも・・かわいく・・て・・!涙が・・っとま・・ら・・ない!
511 名前:DeaKA
>>510
しっかりしろ!!ここでくたばるな!
まだネズミは告白もしてないんだぞ・・・!
512 名前:NicoL
>>511
す、すみませ・・・!僕、あまりにも感激しちゃって・・・!
だって、あのハツカネズミさんが・・・!
こんなに男らしくハウメアさんと向き合えてるだなんて・・!
513 名前:DeaKA
>>512
わかる!わかるぞ!その気持ち・・・!
514 名前:YzaK
わ、わかる!わかるぞ!俺もわかるっ!
515 名前:ハツカネズミ男
店を出ると、また手をとってきたので、
俺も彼女の手を握りました。この時は2人無言で。
駅について電車に乗りこむと、彼女は俯いていました。
歩いてる時も少しだけ元気がなかったので、
「大丈夫・・・か?」
と聞くと、黙って首を振った。
「本当に・・・?」
まだ彼女は黙り込んだまま。
心配になって、俺は屈んで俯いてる彼女の顔を覗きこみました。
「ん。なんでもないぞ?ふふ」
その顔も可愛い。
ちょっとしょげてる感じのハウメアも可愛い。
ぜんぶ可愛い。
516 名前:DeaKA
>>515
へへ、電車でいちゃつくなよこのやろう〜やったな!
517 名前:YzaK
こ 、 こ れ が バ カ ッ プ ル ・・・ !!!
518 名前:ハツカネズミ男
彼女が降りる駅が近くなってきたところで
「駅から家まではどのくらい歩くんだ?」
と俺は聞きました。
「ん〜・・歩いたら15分くらいかな?」
「それじゃ送っていくよ」
「え!?いいよ!悪いし・・・!」
と断られました・・・。
519 名前:DeaKA
1度は断るもんだよな。
520 名前:NicoL
でも絶対送ってほしいはず!!
521 名前:ハツカネズミ男
彼女の降りる駅について、俺は
「じゃあ、またメールするから・・・おやすみ」
と別れの挨拶をした。電車が止まりドアが開く。
そうしたら、彼女が俺の手をそっとひく。
そのままドアのほうへ俺を引っ張って・・・
彼女といっしょに駅のホームに降りた。
彼女は申し訳なさそうに真っ赤になったまま、
「・・・・やっぱり・・家まで・・・お願い・・・」
お、お、お、おね・・・だ・・・り・・・・・ッッ!!!
生まれてきてよかった・・・!生きててよかった・・・!!
「は、は、ははい!」
また少し声が裏返ってしまったかも・・・っ。
改札を出ると、どちらからともなく手を繋いだ・・・。
家までの道のりはけっこう暗くて危ない雰囲気だったから
「・・・これからは送るから」
と言うと、彼女は頷いてくれた。
522 名前:DeaKA
うをぉおおお!!グレイトグレイトグレイト!!!
523 名前:NicoL
うわぁぁん!!よかったですねよかったですねよかったですね・・・!!
523 YzaK
うぎゃああぁぁぁ!!バカップルバカップルバカップル…!!!
524 名前:ハツカネズミ男
そのまま家まで送りました。
少しだけ家の前で雑談しましたが、
終電も近くなりそうだったんで、彼女が気を利かせて教えてくれました。
寂しかったけれど手を離して・・・
少し歩いて振りかえると、玄関前で彼女が手を振ってくれていた・・・
こんなところです。
525 名前:DeaKA
俺は今きづいた。
ハツカネズミが1人でハウメアに恋してるんじゃない。
ハウメアもハツカネズミに恋をしているんだ・・・!
526 名前:NicoL
>>524
告白は・・・!?きっと彼女待ってましたよ!!
527 名前:ハツカネズミ男
>>525
さすがにそれは・・・まだ・・・どうしたらいいのか・・・
528 名前:DeaKA
>>527
ここまできて・・・!?
ここまできてどうしたらいいのかわからないってのか!?
529 名前:YzaK
>>527
それでこそ、へタレ。
530 名前:ハツカネズミ男
告白・・・待っていてくれてるかな・・・。
俺、頑張ってみたい・・・。ハウメアと結ばれたい。
531 名前:ハツカネズミ男
とりあえず・・・明日も仕事なんで今日はもう寝ます。
いい夢が見れそうです。
みんなありがとう。おやすみ。
532 名前:NicoL
>>531
はい!お疲れさまでした!
おやすみなさい!いい夢を!
533 名前:DeaKA
>>531
きっとハウメアとの夢、見れるぜ!
534 名前:YzaK
夢の中でもバカップル祭か・・・。
ハウメアとの距離がぐんと縮まり、少しずつ男前になっていくハツカネズミ男。
それが嬉しくもあり寂しくもあるけれど、間違いなく温かい気持ちになった住人たちは、
ハツカネズミ男に素敵な夢をたくし、就寝するのであった。
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