第11話:LOVELOVELOVE U
108 名前:DeaKA
今日の妄想 ハウメア宅にて
触れ合った指先・・・どちらからともなく瞳を閉じる。
そうして近づいていく、2人の唇・・・・
「・・・・・・ハウメア・・・」
「・・・・・・・・ネ、ズミ・・・」
その時だった。
「・・・・うおっほん!」
「きゃ!・・・お父様!?」
「えっ!!??」
2人は慌ててその身を離し、声のするほうへ視線を向ければ、
そこにはハウメア父が・・・・!!
「・・・・・・君がハツカネズミ君かね?」
「は、はい・・・!!」
「お父様・・・!今日はずっと仕事じゃあ!?」
「予定より早く終わったから帰ってきたのだが・・・こういうことだったのだな」
「・・・・・・あ・・・す、すみません!」
勢いよく頭を下げるネズミ。
けれど父は笑いながら
「いやいや!いいんだいいんだ!続けてくれたまえ!」
「お、お義父さん・・・!!俺、ハウメアさんを必ず幸せにしますっ」
「はっはっは〜お義父さんかぁ!孫の顔、早く見せてくれよ?」
「もう!やだ!お父様ってば!!」
「はっはははは〜」
「ふふふふふ」
「あはははは」
・・・・・・・ってこんなうまくいくわけないか・・・・。
109 名前:NicoL
>>108
でもハツカネズミさんは誠実な方ですし、きっと認められますよ!
110 名前:DeaKA
・・・でもな・・・弟の件もあるし・・・うまくいかないかと・・・。
111 名前:YzaK
いや・・・きっとうまくいく。あいつなら・・・。
112 名前:DeaKA
>>111
お!いいこと言うな!ちょっと感動したぞ!
113 名前:NicoL
>>111
そうですよ!きっとうまくいきます!
114 名前:YzaK
・・・・・・せ、背中が痒い・・・
115 名前:DeaKA
>>114
自分が言った言葉で背中が痒いのか?
どんなにいい台詞も笑いにかえてしまう114。
なんだかんだ言っても仲のよい住人たちで騒いでいると
お宅訪問デートを終えたハツカネズミ男が帰ってきたのだ。
116 名前:ハツカネズミ男
ただいま帰宅しました!
告白はありませんでしたが・・・。
早速報告いたします!
117 名前:DeaKA
おかえり!
118 名前:NicoL
おかえりなさい!!
119 名前:ハツカネズミ男
ハウメアの家に誘われてから、すぐ支度をして家を出ました。
駅まで迎えにくると彼女は言ってくれたんですが、
道は覚えてるので直接家まで1人で行ってきました。
ハウメア宅についてインターホンを鳴らすまでに2分くらいかかりました・・・。
すごく緊張してましたよ。
意を決してインターホンを鳴らすと
「はーい」
「あ、あの!ネズミです!」
「あ、今開けるぞ!」
その言葉の通り門が自動で開いて、彼女が出迎えてくれた。
「よ!ひ、久しぶりだな・・・っ」
「・・・・・・あぁ。会いたかったよ・・」
「うん!私も・・・」
120 名前:DeaKA
>「よ!ひ、久しぶりだな・・・っ」
>「・・・・・・あぁ。会いたかったよ・・」
>「うん!私も・・・」
ちょ、ちょちょちょちょっとマテ!!!
こ、これは恋人同士の会話では・・・!!??
121 名前:NicoL
もう、僕、心臓がドキドキしてきました・・・!!
122 名前:YzaK
ネズミ帰ってきてたのか・・!?
俺がマゴの手探してる間に・・・ッッ
123 名前:DeaKA
>>122
本当に背中痒かったんだな、おまえ。
124 名前:ハツカネズミ男
リビングに通されてくつろいでくれと言われて俺はソファーに腰掛ける。
ハウメアはお茶を用意しにキッチンへ言った。
暫くしてキッチンから彼女がでてきて、紅茶を淹れてくれた。
「あ、紅茶でよかったか?」
「あぁ。ハウメアが淹れてくれるなら何でも嬉しいよ」
「そ、そうか・・・!よかった!」
赤くなった彼女が可愛かった。
俺はそんなハウメアをずっと見ていた。
125 名前:DeaKA
>「あ、紅茶でよかったか?」
>「あぁ。ハウメアが淹れてくれるなら何でも嬉しいよ」
>「そ、そうか・・・!よかった!」
わかった・・・。
ハツカネズミは天然へタレじゃないんだ
ハツカネズミは天然タラシだ・・・!!!
126 名前:NicoL
ど、どd、どうしょう・・・!僕、動悸息切れがとまらな・・い!!
127 名前:YzaK
げほっごgほlさいうっつつsごほっgっさー
128 名前:DeaKA
>>126・127
ふ、2人ともしっかりしろ!!まだ終わりじゃない・・・!!
129 名前:ハツカネズミ男
じっとハウメアを見つめていたら、彼女は頬を膨らませる。
「も、もう!こっちばっかり見るなよな!」
「ごめん・・・つい・・・」
そう言いながらも、俺は彼女から視線を外さない。
「・・・・・・ほ!ほら!お茶、淹れたぞ!」
「ありがとう」
カップを受け取って一口飲む。
「美味しいな・・・!」
「だろう?おまえのために淹れたんだからなっ」
胸を張って言う彼女が可愛すぎる。
「ありがとう・・・本当に美味しいよ。ハウメアの想いがこもってるからかな?」
そう言ってまた見つめると、
さっきよりももっと赤くなったハウメアが突然大きな声をあげた。
「そ、そうだ!!ペンダント・・・!」
どうやらこういう雰囲気が苦手らしい。
とても可愛いくて俺は微笑んでしまう。
「持ってきたんだろう?」
そう言われて俺は頷いた。
ついにこのペンダントを身に着ける時がやってきた。
130 名前:DeaKA
>>129
こ、こ、こいつ・・・!素でのろけてやがる・・・!!
2人も重症者が出てることに気付かないまま惚気てやがる・・・!!
131 名前:NicoL
す、すみ、、ませ・・・!!130さん・・・っ
僕のことは・・・気にしないで・・・ッ
132 名前:YzaK
・・・・・・・・・・も・・・だ・・・め・・・・・ぽ・・・
133 名前:DeaKA
132−−−−−!!??
134 名前:NicoL
132さぁぁぁぁん!!!!
135 名前:ハツカネズミ男
俺はソファーから腰をあげ立ち上がった。
とてとて歩いて俺の前にやってきたハウメアに持ってきていたペンダントを渡す。
少しだけ、柔らかい指に触れた。ドキッとした。
見上げてくる彼女。
瞳がなぜか少しだけ潤んでいて、俺も泣きそうになる。
そんな俺を見て、今度は彼女、微笑んだ。
そして、ペンダントの紐を俺の、首にかける。
「おまえ・・・危なっかしい。護ってもらえ」
そう言って、俺の首にペンダントがさがった。
彼女の細い指が、俺の首にわずかに触れて・・・
彼女の温もりと、いい香りと・・・目の前で微笑んでるハウメア。
全てが愛しくてたまらない。
可愛い可愛い、本当に可愛い。可愛くてしょうがない。
俺は手を伸ばして、彼女をそっと抱きしめた。
「・・・・・ありがとう・・・ハウメア・・・」
136 名前:NicoL
感激が・・・っ胸を・・・!!
・・・・・・ごめ・・・ごめんなさ・・・!僕も・・・もう・・だ・・・・・・・め・・・
137 名前:DeaKA
136−−−ッ!!!
くそッ!!くそぉぉッッ!!!!
138 名前:ハツカネズミ男
あぁ・・・今なら言えるかもしれない・・・。
彼女に愛してると・・・。言えるかも・・いや、言いたい。
俺の気持ちをハウメアに伝えようとした瞬間・・・・
「ま!まぁまぁまぁまぁ!」
「「え?」」
「お嬢様、すみません〜。わたくし忘れ物しちゃいまして・・・」
「マ、マーナ!?」
マーナと呼ばれた女性がそこにいた。
俺は以前彼女は妹だと思っていたが、どうやらお手伝いさんらしい。
「わたくしはすぐに家を出ますので・・・どうぞどうぞ、続きを〜」
「え!?い、いや・・・!その・・・!」
俺とハウメアは慌てて身体を離した。
急に恥ずかしさがこみあげてくる。
「それでは、ごゆっくり〜」
そう言ってマーナさんはリビングを後にした。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
2人とも真っ赤になったまま、その後はちょっとギクシャクしてしまった。
「さ、さ、さっきはごめん・・・!」
「あ!いや・・・大丈夫だ!!」
暫く無言だったけれど、なんだかおかしくなって同時に噴出してしまった。
・・・・・そして笑い合ったあとは、2階の彼女の部屋でゆっくりしました。
5時になったところで、マーナさんも帰ってくるだろうし、
俺は帰ることになり玄関前まで送ってもらいそこで今日は別れました。
以上です。
139 名前:DeaKA
か、か、か、彼女の・・・へ、へ、部屋・・・っ!?
ままままままさか・・・おまえ・・・っ!!
140 名前:ハツカネズミ男
>>139
あ、別に何もありませんでしたよ?
ただ楽しく喋って、時折手を握ったりくらいでした。
短い時間だったけれど、今日は本当に楽しかった。
141 名前:DeaKA
>時折手を握ったりくらい
さり気なくのろけてるーーーーー!!??
142 名前:ハツカネズミ男
>>141
え?のろけてませんよ?
あ、今、ハウメアから電話がきました
ちょっと失礼しますね
143 名前:DeaKA
>>142
すっげー余裕・・・。
144 名前:DeaKA
でもま、それくらいじゃないと
好きな女幸せになんてできねーよな。
頑張れ、ネズミ!
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